ドコモ回線でiPhone使う、SIMロック解除で
ジャーナリスト 石川 温

(1/3ページ)
2011/4/4 11:45
保存
共有
印刷
その他

NTTドコモの携帯電話回線で米アップルのスマートフォン「iPhone4」や多機能端末「iPad」が使えるようになった。4月1日、ドコモがiPhoneなどでも使える小型のSIMカードを発売したためだ。安定した通話品質を売り物にしているドコモの回線でアップルのハード(機器)を使いこなしたいというニーズは高いとみられ、消費者の選択肢が広がることになりそうだ。

SIMロックを解除したiPhone4にドコモの「ドコモminiUIMカード」を挿入したところ

SIMロックを解除したiPhone4にドコモの「ドコモminiUIMカード」を挿入したところ

ドコモは1日、携帯電話を1つの通信会社でしか使えないようにする「SIMロック」の解除を実施。これに伴い、SIMロックを解除した海外製端末などでドコモの音声・データ通信回線が使える「ドコモminiUIMカード」の発行を始めた。昨年春、アップルがiPadを発表したとき、ドコモの山田隆持社長は「iPadが『SIMロックフリー(解除)』なら、対応カードを発行する」と宣言した。しかし第3世代携帯電話(3G)版iPadにはソフトバンクモバイルのカードしか使えないようにする「SIMロック」がかかっていたため、ドコモはカードの提供を見送った経緯がある。それから約1年。ようやくドコモのmicroSIMカードが日の目を見ることになった。

■SIMロックフリーのiPhoneならつながる

早速、ドコモminiUIMカードを入手して、使い勝手を試してみた。

現在、一般に売られている端末ではiPhone4とiPadがmicroSIMカードを採用している。しかし、ソフトバンクモバイルが日本国内で販売している機種にはロックがかかっているため、他社回線を利用することができない。一方、海外で流通しているiPhoneなどはSIMロックフリーなので、他の通信事業者が発行するカードを利用することができる。

NTTドコモが4月1日に発行を始めた「ドコモminiUIMカード」

NTTドコモが4月1日に発行を始めた「ドコモminiUIMカード」

今回ドコモが発行したカードも、海外で売られているSIMロック解除のiPhone4やiPadに挿入して利用できる。

発売当日の1日朝、昨年香港で手に入れたiPhone4と、オーストラリアで購入したばかりのiPad2を持って、近所のドコモショップに向かった。

開店早々に「ドコモUIMカードが欲しいのですが」と店員に伝えると「カードの再発行ですね。紛失されたのですか」との返事。胸に「研修中」のバッジを着けているところをみると、この日から発行された新カードのことがよく分かっていない様子だった。次に案内されたカウンターで対応してくれた店員はカードの仕組みをよく理解しているもようだ。開店直後だったため、カードはカウンター近くになかったようだが、すぐにショップの裏から持ってきてくれた。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]