クリーンテック最前線

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

モータースポーツにも電動化の波

(1/4ページ)
2012/3/5 7:00
共有
保存
印刷
その他

表1 今後開催される予定の電動車両を対象としたレースの例
イベント名称開催場所開催日程主催者
全日本電気自動車グランプリシリーズ袖ケ浦フォレストレースウェイ(千葉県)4月8日日本電気自動車レース協会(JEVRA)
スポーツランドSUGO(宮城県)5月27日
富士スピードウェイ(静岡県)9月30日
Eco Car Cup(エコカーカップ)富士スピードウェイ4月14日富士スピードウェイ
8月5日
2012 Ene-1 GP SUZUKA鈴鹿サーキット(三重県)8月5日鈴鹿サーキット
日本EVフェスティバル2012(ディスタンスチャレンジ)筑波サーキット(茨城県)10月20日日本EVクラブ

 モータースポーツに車両電動化の波が押し寄せている。千葉県や茨城県、静岡県などのサーキットでは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)といった電動車両による様々なレース関連イベントが繰り広げられる予定だ(表1)。

 エコカーによるレースが盛り上がりつつある理由は主に2つある。第1に、レース参加者やファン層の多くが環境に優しいエコカーを受け入れ始めたことだ。街中ではHVが珍しくなくなり、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車両を見かける機会も増えている。認知の広がりによって、アマチュアレーサーが気軽にエコカーでレースに参加するといったケースも多くなっているようだ。

 第2は、自動車メーカーの姿勢の変化である。大手自動車メーカーの多くは、2010年ころまでEVの市場投入には慎重な姿勢を崩さなかった。その状況がここ1~2年の間に大きく変わり、各社がこぞってEVやPHVの市場投入に力を注いでいる。当然、電動車両の市場で企業イメージをアップし、自社製品の拡販を狙うためにマーケティングの一環としてエコカー関連イベントに参加することも増えている。

 さらに、レースには技術開発を進展させる格好の場という意味もある。こうした複数の要因から、EVによるモータースポーツ関連イベントでは、日産自動車やトヨタ自動車などの存在感が急速に高まっている。

■EVレース会場は現実社会の縮図

図1 全日本電気自動車グランプリシリーズ第4戦(2011年10月)で活躍していたディーゼル発電機。後方に見えるのは出走のために充電中の「リーフ」 (写真:テクノアソシエーツ)
画像の拡大

図1 全日本電気自動車グランプリシリーズ第4戦(2011年10月)で活躍していたディーゼル発電機。後方に見えるのは出走のために充電中の「リーフ」 (写真:テクノアソシエーツ)

 EVが抱えている現在の課題は、充電インフラの整備や、充電1回あたりの航続距離の伸長である。これらはモータースポーツの場合でも例外ではない。

 一般的なサーキットでは、燃料補給のために敷地内にガソリンスタンドが併設されているが、EV用の充電インフラが整備されているようなサーキットはまだほとんどない。例えば日本電気自動車レース協会(JEVRA)が2011年に主催した「電気自動車グランプリシリーズ」では、10数台もの出走車両がピットで一斉に行う充電のためにディーゼル発電機を設置し、フル稼働で充電に対応していた(図1)。出走するEVの充電ニーズに対処するために化石燃料を燃やして発電するという、少々残念な状況になってしまっている。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 4ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

電気自動車が各社から続々登場

インフラ広げ市場開拓

日経BPの関連記事

【PR】

クリーンテック最前線 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

図1 各設備に設置するコントローラー(写真: Regen Energy)

小規模ビルもITで省エネ 簡単設置で導入コストの壁破る

 小規模ビルでも導入しやすいBEMS(ビルエネルギー管理システム)が北米で注目されている。ビルの電力を制御してエネルギー効率を上げるBEMSは、大規模なビルほど省エネ効果が大きく導入が進んでいるが、小…続き (2013/8/14)

写真1 東京ゲートブリッジ(写真:東京都港湾局)

どこでもセンサー、社会変える「ソーシャルデバイス」

 道路や橋、上下水道といった社会インフラの老朽化が深刻さを増している。とりわけ日本は人口減少も始まっており、インフラの保守・保全は社会全体の大きな課題と言える。こうした課題解決を支援するものとして注目されている…続き (2013/8/7)

図1 テラモーターズの電動バイク「A4000i」

バイクとスマホ 「必需品」でアジアに挑むベンチャー

 「バイク業界のテスラモーターズを目指す」――。二輪車のベンチャー企業テラモーターズ代表取締役社長の徳重徹氏は2013年7月11日、「iPhone」と連携させることが可能な世界初の量産型電動バイク「A…続き (2013/7/31)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

TechIn ピックアップ

10月21日(土)

  • Face IDは今後の生体認証スタンダードになるか?
  • プログラミングを色鉛筆のような“表現ツール”に―DeNA、小学校に学習アプリを無償提供
  • ビットコインに11月再分裂の危機、前回より事態は深刻

日経産業新聞 ピックアップ2017年10月20日付

2017年10月20日付

・米ツナミ、VRで部品組み立て研修
・サイバーブル、電子看板にネット動画広告配信
・モフィリア、指先1つで静脈認証
・何でもつかむぞ万能ロボハンド 東北大、柔軟に変形
・フジクラ、伸縮・曲げ自在な電子回路…続き

[PR]

関連媒体サイト