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MANGA、新興国へ

写真は語る

マンションの一室で漫画を制作する2人。原稿に西日が差し込む。

アラブ首長国連邦初の漫画『ゴールド・リング』。原作はカイス・セドキ氏。ドバイの出版社経営者で大の漫画好きだ。「中東にはプロの描き手がいない」と作画を日本の漫画家コンビ・姫川明氏に依頼。タカ狩りの競技を通じ少年が成長する物語で、3000部がベストセラーの同国で1万部を売った。アラブ諸国でも漫画人気は高く、紀伊国屋書店ドバイ店では月2000冊超の売れ行きという。

昨年、国内のコミック全体の販売額は3903億円で右肩下がりが続く。国内市場が縮小するなか、漫画は海外進出を加速する。

手塚プロダクションは今年、中国で漫画誌の販売を開始。『ドラえもん』(小学館)は最近ロシア語版も出て12カ国語に翻訳された。集英社の人気作品『ワンピース』や『NARUTO―ナルト―』は35以上の国・地域で流通する。

クール・ジャパン戦略を推進する経済産業省は、コンテンツ産業の海外売上高を2020年度に現在の約3倍にしたい考えだ。

今春、インド・ムンバイで開かれた同省主催の見本市に参加した講談社は『巨人の星』をリメーク中。野球を現地で人気のクリケットに換え、アニメ・コミック化を目指す。「インドは高度成長期の日本にそっくり。頑張れば報われるという物語は受けるのでは」と古賀義章インドプロジェクト担当部長。

かつての日本同様、新興国でも漫画は多くの人に夢を与えそうだ。

(文と写真、善家浩二)

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