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渡辺が王座奪取、羽生の20連覇阻む 将棋王座戦

王座を奪取した渡辺竜王(27日午後、山形県天童市)

27日朝から山形県天童市の松伯亭あづま荘で指されていた第59期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負第3局は、午後10時45分、147手で先手の挑戦者、渡辺明竜王(27)が羽生善治王座(41)を下し、3連勝で王座を奪取した。羽生前王座の連覇記録は19でストップした。

渡辺新王座は、7連覇中の竜王と合わせ、自身初の二冠となった。羽生前王座は1992年から保持していたタイトルを失い、王位・棋聖の二冠に後退した。羽生の王座19連覇は同一タイトル連覇の歴代最高記録。20の節目を目前にして途絶えることになった。

渡辺明新王座誕生の一局となった第59期将棋王座戦五番勝負の第3局は、両者が5時間の持ち時間を使い切り、30手以上を1分将棋で戦う死闘だった。中盤で劣勢になったかに見えた渡辺竜王だったが、決め手を与えない指し回しを根気よく続け、大乱戦をからくも勝ち切った。

本局は後手、羽生王座の誘導で戦型は横歩取りに。羽生王座は中原誠名誉王座が愛用した「中原囲い」で5二玉型に構えた。羽生王座が30手目に8六歩と仕掛ければ、渡辺竜王も8二歩(37手目)からと金を作ってプレッシャーをかける。羽生王座が5七桂成から5九飛(54、56手目)と敵陣に侵入して優位に立ったかに見えたが、決めきれない。そこから形勢が二転三転する熱戦となった。

 最終盤に入って羽生王座は勝負手を連発。あわやという局面もつくり、立会人の大内延介九段が「執念を感じる」というほどの頑張りを見せた。「最後は渡辺竜王が指運で勝ち」(解説の木村一基八段)、シリーズを制す。初めて竜王以外のタイトルを獲得、自身初の二冠にたどりついた。

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