2018年11月13日(火)

芥川賞に藤野可織さんの「爪と目」

2013/7/17付
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第149回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は藤野可織氏(33)の「爪と目」(「新潮」4月号)に決まった。8月下旬に都内で開かれる贈呈式で、正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

藤野氏は京都府生まれ。同志社大大学院を修了後、2008年までは京都市内の出版社でアルバイトをしながら小説を執筆。06年に「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞。09年の「いけにえ」に続く2度目の候補で芥川賞受賞となった。

「爪と目」は妻を亡くした「父」と、不倫相手だった若い女、そして「父」の娘を巡る複雑な人間関係を描く。ユニークなのは、当時3歳だった娘が語り手となり、若い女を「あなた」という二人称で呼び掛ける手法をとっている点。目と爪をモチーフに、日常に潜む男女のゆがんだ感情を不気味に浮かび上がらせた。

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