2019年1月17日(木)

ゲームの「仮想通貨」盗み現金化 相次ぐ摘発
窃盗団、2カ月で500万円相当を荒稼ぎ

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2010/10/26付
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他人のIDを使ってオンラインゲームに入り込む不正アクセス事件が後を絶たない。ゲームで流通するアイテムや仮想通貨を換金して巨額を稼ぐグループもあり、愛知県警が9月に少年ら2人を逮捕するなど摘発が相次いでいる。オンラインゲーム業界が急成長する一方、パスワードを聞き出す手口も巧妙化。関係者は利用者の自衛の重要性を訴えている。

アイテム3点と仮想通貨1200兆円(現実の日本円で計200万円相当)、アイテム55点と仮想通貨100兆円(同80万円)――。県警が9月に不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕した埼玉県草加市の少年(18)ら2人は他人のIDでゲームに侵入。ネット上の衣服などのアイテムを盗んではインターネットで転売し現金化するリアル・マネー・トレード(RMT)を繰り返していた。

不正に得た利益は今年2~3月で少なくとも500万円。ゲーム上の知人5人でパスワードの聞き出しやアイテムの転売を分担していたという。

警察庁のまとめによると、2009年に摘発されたサイバー犯罪6690件のうち、同法違反は前年比45.6%増の2534件。利用者の申告などによる認知件数は2795件で、「オンラインゲームの不正操作」が345件を占めた。愛知県警も9月に仙台市や福岡市の男を書類送検するなど摘発が相次いでいる。

日本オンラインゲーム協会(東京・渋谷)によると、ゲーム運営会社は国内に百数十社あり、約500種類のゲームを提供。会員登録した利用者は20代を中心に延べ約8500万人。昨年の業界の総売り上げは約1300億円に達し、年々成長を続けている。

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