2019年8月20日(火)

石原新党、中部も鳴動 大村知事「有力な総理候補」

2012/10/26付
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東京都の石原慎太郎知事(80)が25日、辞職を表明し新党を結成する考えを明らかにした。記者会見では「最後のご奉公」と、国政に賭ける思いを強調。「第三極」結集をめざす愛知県の大村秀章知事、名古屋市の河村たかし市長は同日、相次いで歓迎の意向を表明した。ただ、唐突に都政を放り出された格好の都民からは、評価のほかに批判の声も上がった。

「石原さんは日本最大の大票田である首都のリーダー。押しも押されもせぬ次期総理候補。第三極が盛り上がっていくと思っている」。愛知県の大村知事は25日の記者会見で石原知事の決断を手放しで歓迎した。

新党構想について「第三極として結集を目指すべきだ」と話し、次期衆院選に向けて石原知事と連携する姿勢を鮮明にした。大村知事は橋下徹・大阪市長が代表を務める「日本維新の会」に接近中。かねて「第三極結集の接着剤として汗をかきたい」と語っており、役割を果たす気は満々だ。

連携を探る石原知事と橋下市長だが、政策面での擦り合わせはこれから。両者の違いについて聞かれた大村知事は「調整には骨が折れる気がする」との見方を示した。そのうえで「地方交付税や地方分権の考え方は一致している。(第三極という)枠組みが同じなら、まとまっていくことが大切だ」と強調した。

石原知事は今年5月、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と連携を探った大村知事について「小沢さんと一緒に行動するなら、一緒に行動するつもりはない」と語るなど、距離を置こうとした時期もある。当時の石原知事の発言について問われた大村知事は「そんな昔のこと石原さんは覚えていない」とかわした。

一方、地域政党「減税日本」を率いる名古屋市の河村たかし市長。「大同小異で(明治維新の)薩長土肥のようにやればいい」と話し、第三極形成に推進力が加わるとの見方を示した。日本維新の会と並び石原氏との連携にも強い意欲を見せていただけに、期待は大きい。

河村市長は維新の会との協力関係構築では苦戦気味。維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)が「河村さんとは何度も話したが、政策的にどうしても合わないところがある」と難色を示したこともある。

そこで河村市長は「石原さんは『中央集権打破』で集まればいいとおっしゃっていた」と繰り返し、石原氏の存在を自らが第三極に加わるためのよりどころとしてきた経緯がある。石原氏に配慮し、盟友だった小沢一郎氏との選挙協力にも慎重な姿勢を貫いてきた。

減税日本は現職国会議員5人(現在は3人)が要件の国政政党化に苦しみ、現職国会議員が合流しやすいように新党の名称から「減税」を外す検討にも入っている。

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