「中京独立戦略本部」が発足 経済重視、企業人ずらり
大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長が共同で進める「中京都構想」のあり方を検討する「中京独立戦略本部」が17日、発足した。10人の本部員のうち、5人をトヨタ自動車の小沢哲副社長ら経済人が占め、経済を重視しながら、中京都の青写真を描く布陣となった。
本部長には大村知事、河村市長が就任。企業からは、小沢氏のほか、JR東海の柘植康英副社長と日本ガイシの浜本英嗣副社長が本部員に就いた。地元経済団体からは名古屋商工会議所の木村操副会頭(名古屋鉄道取締役相談役)、中部経済連合会の中村捷二副会長(中部ガス社長)が本部員になった。
有識者として、愛知県出身の写真家、浅井慎平氏、浜口道成・名古屋大総長、安田文吉・南山大教授、奥野信宏・中京大教授、「逆説の日本史」で知られる作家の井沢元彦氏がメンバーに選ばれた。
中京都構想は愛知県と名古屋市を一体化し、行政効率の向上を図り、周辺自治体との連携を進めることを目指している。戦略本部の検討をもとに構想を具体化していく。