2019年6月20日(木)

名古屋市議補選、既成政党対第三極の構図

2013/4/13付
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名古屋市長選と同じ21日投開票の名古屋市南区、守山区の市議補選(改選数各1)が12日、告示された。市議会で共闘する自民と民主はタッグを組み、候補者支援で連携する。一方、日本維新の会は中部3県の地方選で初めてとなる公認候補を南区に擁立。既成政党に第三極が挑む構図となり、夏の参院選の行方を占う選挙として注目される。

南区の補選には、無所属新人の礒部文夫氏(43)、日本維新の会新人の梅岡由佳氏(30)、共産党新人の高橋祐介氏(34)、民主党元職の橋本浩幹氏(33)が立候補した(届出順)。

「今回は民・自と第三極の戦いだ。パフォーマンスだけの政治に終止符を打つ」。12日午前、橋本氏の出陣式に駆け付けた自民党の横井利明名古屋市議が気勢をあげた。

市長選ではともに元市議の藤沢忠将氏(43)を支援する自民と民主。市議補選でも連携し、南区は民主、守山区は自民がそれぞれ候補を擁立する「すみ分け」をはかった。民主も「市議補選を起爆剤にしたい」(県連選挙対策委員長の斎藤嘉隆参院議員)と、参院選に向けた党勢回復の好機と位置付けている。

対する日本維新の会。12日正午からの出陣式で梅岡氏は「私の世代がこの街をよりよくしていかなければいけない」ときっぱり。維新の府議や維新入りを検討している愛知県議らも顔を見せ、「民主党は政権担当時、何もやってくれなかった」と呼び掛けた。市長選に出馬した河村たかし氏(64)が自転車で現れ、支援を表明する一幕もあった。

昨年12月の衆院選で国政の舞台に登場した維新だが、愛知県内での組織づくりはこれから。近々県総支部を設立する予定で、「組織固めのため、なんとしても市議を誕生させたい」(重徳和彦衆院議員)と話す。参院選ではみんなの党の候補を推す方針で、市議補選で勢いをつけたい考えだ。

南区役所前で第一声をあげた礒部氏は「沿岸部の液状化対策に取り組む」などと訴えた。同区の事務所前で出陣式を開いた高橋氏は「景気をよくしたいなら、若者が働ける場が必要だ」などと主張、市長選に出馬した柴田民雄氏(48)と連携して選挙戦を展開する。

一方、守山区の補選には自民候補のほか、地域政党「減税日本」が推薦する候補ら計4人が出馬。現在、自民と減税は市議会の議席数で並んでおり、議席を獲得すれば市議会単独第1党となる。

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