「リニモ」元社員に賠償命令 名古屋地裁、横領事件で

2013/5/9付
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東部丘陵線「リニモ」を運営する第三セクター「愛知高速交通」(愛知県長久手市)が、在職中に横領事件を起こした元社員と、出向元の名古屋鉄道に損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は8日、元社員に請求全額の約6361万円の支払いを命じた。名鉄にはその半額の約3180万円の範囲で、元社員と連帯し支払うよう言い渡した。

判決によると、元社員は名鉄から経理担当として愛知高速交通に出向していた2005年10月~10年4月、約8910万円を横領。約6361万円が未返済になっていた。

沢野芳夫裁判官は判決理由で、元社員が実質的な出納責任者としての立場を悪用したと指摘。名鉄については、出向中の社員が損害を与えた場合補償するとした契約の有効性を認めたが、愛知高速交通にも「経理業務を元社員に任せ、十分な監査を行わなかった」と過失を認定し、支払額を請求の半額にとどめた。

元社員は業務上横領罪で起訴され、11年に名古屋地裁で、執行猶予付き有罪判決が確定。名鉄は事件後、元社員を懲戒解雇としている。

名鉄は「判決の内容を確認し、今後の対応を検討する」としている。

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