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車両消毒装置、真冬でも凍結せず アクト・帯広畜産大

農業施設メーカーのアクト(帯広市、内海洋社長)と帯広畜産大学は、口蹄疫(こうていえき)や鳥インフルエンザなどによる家畜、鶏への感染被害を防ぐため、新型の洗浄装置を共同開発した。真冬でも消毒液が凍結せず、農場に出入りする車両を洗浄できる。ボイラーなどの熱を使い、消毒液を吹きかけるノズルの先端を温め、セ氏マイナス30度の気温でも効果を保てるという。4月から販売を始める。

開発した車両消毒装置は建屋の中に設置するタイプ、緊急時などに移動できるタイプの2種類。

建屋内の装置は車両の大きさをセンサーで感知し、シャッターが自動開閉する。車両が幅2.7メートル、奥行き13メートル、高さ3.5メートルの建屋の中に入ると、自動的に約1分間に乗用車なら37リットル、トラックなら53リットルの消毒液を上下左右から強い水圧でまんべんなく吹き付ける。

車両の油分や消毒液の塩素、ごみなども分離。さらに廃水を浄化する装置も組み入れており、環境への負荷を少なくした。1台の価格は工事費を含め1500万円。

移動できる装置は路上などに設置。「コ」の字形をした3方向のノズルから消毒液を車両に吹き付ける。ボイラーなどでノズルの先端を温め、セ氏マイナス15度程度でも消毒液が凍らないようにする。価格は30万~500万円まで5種類ある。

道内外の家畜の研究機関や家畜市場、農協、農業法人などを対象に、初年度は建屋内の装置で10台、移動できる装置は90台の販売を目指す。

道内の内陸部では真冬にセ氏マイナス20度を下回る日も珍しくない。こうした環境では消毒液が凍結してしまうため、主に消石灰を路面にまいて対応してきたが、タイヤとの接地面しか消毒できないという課題があった。

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