道立紋別病院の地元移管で合意 道と5市町村、基金98億円支援

2010/3/30付
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高橋はるみ知事は29日、紋別市など5市町村長と道庁で会談し、道立紋別病院の運営を地元に移管することで合意した。道は移管後、8年間で総額98億円を基金のかたちで財政支援する方針。5市町村は今後、広域連合か一部事務組合を立ち上げ、運営を引き継ぐ。道からの98億円は老朽化した病院の建て直しや運営の赤字補てんなどに使う。

経営の立て直しに必要な医師の確保策や、移管する時期は未定。道は6月の定例道議会までに、時期などを決めて基本合意を結ぶ考えだ。紋別市、滝上町、興部町、雄武町、西興部村は秋をメドに運営する組織体制や病床数などを決めて、2011年4月の移管を目指している。

5市町村は老朽化した施設を別の場所で新築し、計150床規模で運営することを検討している。常勤医師は現在10人で4月から11人体制だが、道の責任で移管する時までに14人体制を目指すとしている。

道立紋別病院は西紋別地域で唯一、救急医療などを担う地域センター病院だが、深刻な医師不足で2008年に2次救急を休止した。06~08年度は毎年10億円強の損失を計上し、道は指定管理者制度の導入などを検討。病院機能の縮小を懸念した地元5市町村が09年4月、道に地域での運営の引き受けを打診したが、交渉が難航していた。

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