2019年1月20日(日)

道銀、横浜銀・北陸銀と新システム共同運用 効率化狙う

2011/4/30付
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北海道銀行は5月6日、横浜銀行、北陸銀行と共同運用する新情報システム「MEJAR(メジャー)」を稼働させる。両行とシステムを統合することで初期コスト、運用コストを引き下げ、業務面の効率化を図る。横浜銀と、ほくほくフィナンシャルグループ(FG)傘下の北陸銀、道銀の3行をあわせると預金が約20兆円、貸出金も約16兆円に及ぶ。多額の資金を同一システムで管理することになる。

新システムはNTTデータが構築した。2006年に3行でシステム共同開発の基本合意を交わした。横浜銀は10年1月に先行して稼働させており、道銀と北陸銀が今回新システムを導入する。

共同開発により、独自開発した場合に比べて初期投資額を3分の1以下に抑えた。これまで各行が運用していたデータセンターも新システム稼働にあわせて集約し、共同運用する。1行あたりの保守コスト負担も、従来の3分の1以下に抑えられる。

新システムの導入は与信管理の面でも利点がある。例えば取引関係のある企業との間には、融資実績や預金、外国為替取引のほか従業員の給与口座など各種取引があるが、現行システムでは別々のデータベース上で管理していた。新システムでは一元管理するため、データ参照の手間や与信判断のスピード向上につながる。

インターネットバンキングの機能拡充も図る。法人向けには振り込み予約の指定期間や、過去の取引履歴をさかのぼって取得できる期間を延長した。個人向けサービスでは24時間リアルタイムで取引明細を確認できるようになる。

新システムへの移行作業に伴い、5月2日の午後6時から5日までATM利用を全面停止する。午前7時~午後11時としているATMの営業時間は当面変えないが、システム上は24時間化にも対応できるようになった。道銀は「需要がみえた段階で24時間化も検討する」と説明する。

システム統合には危険も伴う。過去にはみずほ銀行が障害を起こした。堰八義博頭取は「万全を期すため移行作業の最終日にあたる5日は担当職員を手厚く配置する」と話す。道内では事業所数の減少傾向が続いており、足元では東日本大震災による道内景気への悪影響も懸念される。新システム稼働で競争力を高める道銀の、次の一手に注目が集まる。(竹内弘文)

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