2019年1月21日(月)

「バブルの象徴」幕引き、カブトデコム解散 参加株主は十数人

2013/3/1付
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旧北海道拓殖銀行破綻の要因となった建設・不動産開発のカブトデコム(札幌市)が2月28日、札幌市内で臨時株主総会を開き、解散を決議した。参加した株主は十数人にとどまり、会場内はまばら。かつて拓銀と二人三脚でリゾート開発を進めて急成長した「バブルの象徴」が幕を引いた。

30分の臨時株主総会で解散が決まった(28日、札幌市)

佐藤茂氏が1971年に設立した兜建設が前身。拓銀の融資を受け、リゾート開発やマンション建設で急拡大、93年には約700億円を投じてホテルエイペックス洞爺(洞爺湖町、現ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ)を開いた。バブル崩壊に伴う不動産不況で経営に行き詰まり、多額の債務を抱えていた。負債総額は5061億円(12年9月中間期)で道内では過去3番目の額。

28日午前に札幌市内のホテルで臨時株主総会を開いた。賛成多数で解散を決議。清算人には安田好弘弁護士を選んだ。創業者の佐藤茂会長は欠席。参加者によると、平田英二社長が解散理由として、唯一稼働している米不動産子会社の経営がリーマン・ショックで悪化、債務の返済が困難になったと説明した。謝罪の言葉はなかったという。

総会後、会場の外では株主の男性(58)が「米子会社の経営実態が不明。あれだけの出資を集めておいてこの程度で幕引きを図ろうとしている」と話した。

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