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アスパラガスの抽出エキスに抗ストレス作用 アミノアップ化学

12年度にも商品化

健康食品製造のアミノアップ化学(札幌市)は、アスパラガスなどの植物から抽出したエキスに、ストレスから細胞を保護する「ストレスタンパク質」の量を増やす作用があることを確認し、学会発表した。エキスを動物に飲ませたところ、血液中の抗ストレス作用が認められた。同社はエキスの研究開発を進め、2012年度中にも商品化する。

アスパラガスから抽出した乾燥エキス

天然素材由来で、抗ストレス作用のあるサプリメントや飲料、菓子類などの開発が期待できる。同社は昨年末に実験データを基にした特許を出願しており、3月下旬には農芸化学やバイオ関連の研究者が集まる日本農芸化学会でこれまでの研究成果を報告した。

今後、江別市の北海道情報大や阪大と協力し、ヒト対象の臨床試験などで抽出エキスの効能を詳しく検証する。

今後臨床試験などで効能を検証していく(札幌市)

問題のタンパク質は「ヒートショックプロテイン(HSP70)」と呼び、もともと人体に備わっている。細胞がストレスにさらされた際に発現し、細胞を保護する作用がある。自律神経失調症や胃潰瘍などのストレス性の疾患の予防や治療に効果があるとされ、胃潰瘍の薬などに使用されている。

同社によると、アスパラガスから抽出したエキスを不眠によるストレスを与えたマウスに飲ませたところ、血液中のストレスホルモンの減少が確認されるなど抗ストレス作用が確認された。

エキスを抽出するのに使うアスパラガスなどは道産のものを利用する方針で、同社は「アスパラガスの抽出エキスを使った商品化が実現すれば、今後の道内農業や食品産業分野の発展にも寄与できる」と期待する。

同社は1984年に設立。「身近な天然素材から健康に役立つ製品をつくる」との理念で、健康増進などに効果があるとされる「オリゴノール」や、感染症などを抑える働きがあるという「AHCC」といった機能性食品の開発・販売を進めている。

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