カラオケ店運営のタカハシ、観光に本格進出 網走で砕氷船

2012/3/27付
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カラオケ店運営の道内最大手、タカハシ(網走市、高橋康弘社長)は観光業に本格進出する。観光船運航とホテル運営の道東観光開発(同、田上寿春社長)、網走バス(同、田上社長)の両社の株式を、名古屋鉄道から取得する契約を27日結んだ。グループの経営見直しを進める名鉄と、観光業に参入したいタカハシの思惑が一致した。

タカハシは4月2日付で、名鉄が保有している道東観光株99.9%、網走バス株50%をすべて取得する。金額は明らかにしていないが、数億円に上るとみられる。

道東観光は網走バス株の36.6%を保有しているため、タカハシが両社の株式の大半を支配することになる。併せて網走バスの全額出資子会社、網走ハイヤー(網走市)の経営権も握る。各社の従業員の雇用は原則継続する。

道東観光は1962年3月に設立、名鉄が同年12月に出資した。冬の流氷観光の主役である砕氷船のほか、春から秋にかけて世界自然遺産・知床半島の景観を楽しめる観光船も運航する。網走湖を望む高台で網走観光ホテル(102室)も運営するが、本館などの施設の老朽化が進み宿泊客が減少、ホテル事業の不振が経営を圧迫していた。

タカハシは江戸時代をイメージした「歌屋」など特色あるカラオケ店を道内で49店運営するほか、焼き肉店などのレストランも展開。地ビール製造の網走ビール(網走市)の再建も手掛けた。流氷砕氷船が発着する「網走道の駅」の運営を網走市から受託しており、観光業への本格参入を検討していた。高橋社長は「グループ内の長所を融合させ、事業を発展させたい」と話している。

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