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バイオVBのエヌビィー、北大に拠点開設 医薬研究で連携強化

バイオベンチャーのエヌビィー健康研究所(札幌市、高山喜好社長)は、北海道大学北キャンパス(札幌市)に研究所を開設した。これまで研究拠点は埼玉県内に構えていたが、道内に移転することで北大などとの連携を深め、インフルエンザ治療薬などの研究を進める狙いだ。

研究所は北大北キャンパスの総合研究棟内にあり、広さは約120平方メートル。道内へのバイオ産業集積を進める北海道経済産業局などが北大内での研究スペース確保を後押ししたこともあり、移転を決めた。遺伝子から細胞レベルで薬効解析ができる最新機器を備える。移転に伴い1千万円以上を設備投資した。

北大の人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏教授らと共同で、インフルエンザウイルスやたばこが原因とされる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの治療薬の研究を進める。喜田教授は「互いの持ち味を生かし、これまでにないインフルエンザなどの治療薬開発に結びつけたい。2022年度までの実用化を目指す」と力を込める。

同社は大手製薬会社で研究員としてゲノム創薬や抗炎症薬の研究に携わってきた高山社長が06年に設立し、これまで埼玉県川口市に研究拠点を置いていた。

活動の中心はタンパク質や遺伝子の解析で、化合物の薬効を調べるなど創薬支援事業、医薬品の候補物質の研究に取り組む。本州の製薬会社、バイオベンチャーなど20社程度から気道炎症や循環器疾患、睡眠障害などの治療薬に関する研究を受託。製薬会社との新薬の共同開発も視野に入れている。

高山社長は「インフルエンザやCOPD治療は世界的にニーズが高まっている分野。北海道で研究開発を進め、自社で医薬品も生み出したい」と意気込む。

同社の従業員は研究者を含めて8人。11年5月期の売上高は約1億円だった。

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