2019年1月23日(水)

野口観光、洞爺湖ホテル買収で最終調整

2011/12/21付
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経営再建中のカラカミ観光が売却を表明していた洞爺パークホテル天翔(洞爺湖町)を巡り、野口観光(登別市、野口秀夫社長)が同社と買収に向けて最終調整に入ったことが20日分かった。野口側が提示した買収金額などの条件面が高く評価され、早ければ年内にも正式決定する。野口観光は洞爺湖温泉にホテルを展開しており、天翔の取得で同地区の地盤固めにつなげる。

カラカミ観光は今月5日、洞爺パークホテル天翔など2施設の売却交渉に入ったと発表していた。天翔については野口観光を含めて複数グループが交渉していたが、野口観光は社員寮など付帯施設を含めた買収額で3億~4億円を提示し、金額面で他グループを上回ったもようだ。

洞爺パークホテル天翔は客室数280室の大型ホテル。開業から40年以上たち、施設の老朽化が進んでいた。温泉街の中心部にあり、5月の営業休止以降は廃虚のような建物が景観を損なうとして、地元観光業界から営業再開を求める声が高まっていた。

野口観光は洞爺湖温泉地区で大型ホテル「湖畔亭」と旅館「ごきらく亭」の2施設を運営する。天翔は湖畔亭の近くにあるため、改装で高級客室を設けるなど施設面やサービス面を充実させ差異化を図る。

同社はこれまで既存施設のM&A(合併・買収)で規模を拡大。道内では6地域でホテルを展開している。同一地区で複数のホテルを運営している場合が多く、登別温泉や函館湯の川温泉では既存施設を高級ホテル「望楼NOGUCHI」に改装し、富裕層の取り込みに力を入れている。

一方、カラカミ観光は東日本大震災の影響で業績が悪化、有利子負債を圧縮するために資産売却を含めた抜本的な経営再建を進めている。MBO(経営陣が参加する買収)により来年3月にジャスダック市場から上場廃止する見通し。

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