札幌国際芸術祭が開幕 現代アートの大型イベント

2014/7/19付
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「都市と自然」をテーマにした現代アートの祭典「札幌国際芸術祭(SIAF)2014」が19日、札幌市で開幕した。世界各地で活躍する約60のアーティスト・グループの作品が一堂に会し、9月28日までの72日間、札幌が芸術に染まる。がん治療のため、企画全体を監督した坂本龍一氏がイベントなどへの参加を取りやめたが、斬新な演出が来場者をひき付けた。

開幕式では笛を付けたハトが空を舞う坂本龍一氏の作品が披露された(札幌市)

開幕式では笛を付けたハトが空を舞う坂本龍一氏の作品が披露された(札幌市)

同日午前、会場の1つである郊外のモエレ沼公園で開かれた開幕式で、上田文雄市長は「文化芸術の力で新しい札幌を作っていきたい」と挨拶。その後、坂本氏が考案した、笛を付けた100羽のハトが澄んだ音を響かせながら空に羽ばたく作品が披露された。

市内各地に設けた大小14の会場では、北海道の近代化の歴史を振り返り都市と自然のあり方を見直すことをテーマに、写真や立体的なオブジェ、映像、音を駆使した作品などが楽しめる。舞踏やダンス、ライブなどのイベントや、来場者参加型のプログラムもある。

モエレ沼公園では、樹木の息吹を音楽と映像に変換する坂本氏らの作品を紹介。札幌芸術の森美術館では中庭に、中谷芙二子氏が人工の霧を滝に見立てた作品を作った。大通公園の西端にある市資料館は改修・活用策を公募する試みを取り入れたほか、裏庭には子どもたちが実際に使いながら遊び方を考える公園型の空間作品も提案した。

札幌市では約30万人の来場者を見込む。今後は3年に1度開く予定だ。

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