2017年11月18日(土)

整骨院とネイルサロン、ツルハが併設を本格化

2010/11/19付
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 ツルハホールディングス(HD)は店舗を活用した美容・健康サービス事業を強化する。試験的に運営してきた整骨院やネイルサロンを本格展開。規制緩和に伴うドラッグストア業態の競争激化を見据え、物販との相乗効果を促す事業を拡大する。

 HD中核企業のツルハが5月にツルハドラッグ仙台宮千代店(仙台市)、10月に石巻中里店(宮城県石巻氏)の店内に整骨院を設置した。ドラッグストアが整骨院を併設するのは珍しい取り組み。腰やひざに問題を抱えて訪れる患者はサポーターなど関連商品を“ついで買い”するケースが多いといい、1人当たりの購買単価は高くなる傾向にある。

 気軽に通ってもらえるよう住宅街近くの店舗を中心に、2012年5月期中にも10店舗に増やす。1店舗あたり年間1200万円の売上高を目指す。意思決定を早めて出店のスピードを上げるために「整骨院事業を分社する」(鶴羽樹社長)ことも検討。国家資格の柔道整復師の募集やサービス面での育成なども新会社が担う構想だ。

 付加サービスの強化にはM&A(合併・買収)で得たノウハウも利用する。ツルハHD子会社でドラッグストアを展開するウェルネス湖北(松江市)は、島根県と鳥取県にある計3店舗の中でネイルサロンを経営している。若い女性を集客するネイルサロンは化粧品などとの買い回り効果が大きいと判断し、グループ企業の店舗内へも出店していく方針だ。

 ツルハHDが物販から周辺サービスへ多角化する背景には、大衆薬販売の規制緩和がある。昨年の改正薬事法施行により薬剤師でなくとも大衆薬の大半を取り扱える「登録販売者」が新設。コンビニエンスストアなど他分野からの参入が増えている。

 ツルハHDは健康・美容など専門性の高いサービスと関連商品の取り扱いという「ワンストップ・サービス」を新たな強みとすることで、顧客の流出を防ぐ。

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