2019年1月21日(月)

札幌の地下道開通1カ月 大通に経済効果、駅前と回遊も

2011/4/13付
保存
共有
印刷
その他

JR札幌駅前と大通地区を結ぶ地下道「札幌駅前通地下歩行空間」が12日、開通から1カ月を迎えた。東日本大震災を受け道内でも自粛ムードが広がるなかで、大通地区には早くも地下道開通の経済効果が出始めた。札幌駅前に押され気味だった商業の中心地に活気が戻った形だ。移動のしやすさから、双方を行き来する相乗効果もみられる。

地下道は震災直後の3月12日に開通。日銀札幌支店は開通前に1日で最大5万4千人が利用すると推計していたが、開通日は約11万2千人、2週間後の同28日は約8万7千人と、現時点で予測を上回る利用者数で推移している。一方、市営地下鉄南北線の利用者はさっぽろ駅で10%超の減少、大通駅でも数%減っているという。

若者向けの衣料品を多く並べる大通地区の4丁目プラザは開通後1カ月の売り上げが前年同期比で約6%増えた。地下通路経由の来客が増えたためとみられる。1日に新体制がスタートした丸井今井と三越の両店は記念セールも相まって「マイナス基調だった売り上げの落ち幅が小さくなっている」という。

札幌駅前の大型商業施設「JRタワー」では震災直後に売り上げが2割程度落ち込んだが、先月末には前年並みに回復。4月以降も安定している。開通前は来客数の減少が心配されたが、同社幹部は「20代、30代の女性が大通と行き来しながら買い物する傾向が出ている」という。「自粛ムードが一段落し、5月の大型連休以降は来客数がさらに伸びるのではないか」と期待する。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報