FDA、釧路と稚内にチャーター便　7～8月に名古屋などから

地域航空会社のフジドリームエアラインズ（FDA、静岡市）は9日、7～8月に名古屋（小牧）空港などから釧路、稚内両空港へそれぞれ直行チャーター便を運航すると発表した。釧路への乗り入れは2011年6～7月以来2年ぶりで、稚内は初めて。合わせて52往復を予定し、地元自治体は経済効果に期待を寄せる。

釧路便は7月13日から8月19日まで名古屋18往復、松本空港11往復のほか、静岡、新潟両空港ともに2往復運航。稚内便は7月12日から8月22日まで名古屋のみ19往復する。FDAは「釧路は道東周遊観光の拠点。釧路湿原や阿寒湖、屈斜路湖のほか、知床半島へも足を延ばせる。稚内は道北観光の玄関口で、利尻島や礼文島などのツアー需要が見込める」とする。

運航機材はエンブラエル製小型ジェット機ERJ175（84席）または同170（76席）。7月に7号機を導入、機材繰りに余裕が出るため道内2空港への乗り入れが可能となった。道内ではこのほか、新千歳と静岡、松本両空港を結ぶ定期路線を運航している。