進学会、授業コース拡充 中学生 日数減らし自主性養う

2012/3/10付
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学習塾大手の進学会は今春、新しい授業コースを導入する。主に中学生向けに授業日数を減らして生徒の負担を軽減、学校の定期テストに沿ったテスト対策を実施するコースを開設。併せて小学生向けには首都圏の難関中学受験に対応するコースを新設する。幅広いレベルの生徒を囲い込み、学習塾間の激しい競争を乗り切る狙いだ。

進学会は道内を中心に、小・中・高生を対象に学習塾を展開。道内では北大学力増進会、東北では東北大進学会などの名称で教室をチェーン運営している。

授業日数を減らした新コースは「リテラ」。3月下旬に始まる春期講習から、札幌市内の清田校と美しが丘校で導入する。小学5~6年と中学生が対象。一般的な生徒のやる気を引き出し、公立高校への進学を目指す。2校の導入状況をみながら対象教室を増やす。

リテラでは通塾の負担を減らすため、中学生だと通常週3日の授業回数を、週2日に減らす。生徒が通う学校の授業進度を入念にチェックし、各学校の出題範囲にあった定期テスト対策を実施。数学・英語はそれぞれ週70分、理科・社会は同50分。小学生向けも週2日で国語・算数を同70分指導する。授業料は中学3年生の場合で月1万9950円と、2万円を下回る水準に設定した。

リテラでは自分で勉強する力を養成するためのプログラムも採用。生徒が講師と相談しながら「定期テストで90点をとる」などの短期目標を設定。「いつ、何を、どれくらい学習するか」など、1週間ごとの学習計画を立て、継続して勉強する意欲を引き出す。

併せて難関中学受験の需要も取り込む。中学受験塾「SAPIX」の教材を使ったコースを4月、札幌駅前通の教室で開始。今春はまず小学4年生を受け入れ、難関中学の合格へ向けた学力を養成する。授業料は月2万5000円。大手予備校の代々木ゼミナールと同じグループのSAPIXは、首都圏で難関中学への合格実績を積み上げている。

学習塾業界は少子化が進むなかで、全国的に生き残りをかけた競争が激しい。道内では進学会のほか、練成会グループや秀英予備校などが大手の位置付け。進学会は2010年に首都圏地盤の栄光と提携し、授業ノウハウを活用。リテラも栄光の協力で実現した。

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