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富士五湖の文化財指定を申請 山梨県、世界遺産目指す

山梨県は31日、静岡県と取り組む富士山の世界文化遺産登録に向け、事前の手続きで必要となる富士五湖の文化財指定申請書を文化庁に提出したと発表した。湖の占有権や水利権を持つ、ほぼすべての権利者から同意を得られたため。

1月末に文化財の指定申請を終えないと、7月末の世界文化遺産登録の推薦書原案提出が困難となり、2013年度の遺産登録が厳しくなる見通しだった。

県によると、権利数355件のうち347件の同意を得た。残る8件も権利者が死亡して関係者への相続手続きが終了していないだけで、関係者は文化財指定に同意の意向があるという。

文化財指定はすべての権利者の同意が前提だが、県は文化庁に引き続き100%の同意取得を目指すという横内正明知事の意向を説明した上で、申請書を提出した。

県は半年前から地元の町村と連携し、五湖で桟橋を運営する観光業者や、ボートの係留地を所有する権利者などに同意を働きかけてきた。だが権利者が多く、世界遺産登録に伴う規制を懸念する声もあり、同意書集めが課題となっていた。

山梨の動向は静岡側に波及。「遺産登録の原案を提出するのが不退転の決意」としてきた川勝平太同県知事は、自ら富士五湖に出向き、個別に同意を働きかける意向を示していた。

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