防災の日、震災受け訓練一変 帰宅困難者や津波に重点
首都圏の鉄道や集客施設

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2011/9/1付
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東日本大震災後、初めての「防災の日」となる1日、大震災の教訓を踏まえて防災訓練が様変わりしそうだ。首都圏で大量の帰宅困難者が発生し、東北で大規模な津波被害が出たことを受け、企業も自治体も内容を大きく見直す。課題を実践・検証し、効果的な防災体制の構築につなげる狙いだ。

今年は例年以上に実践的な内容に(八重洲地下街の昨年の訓練風景)

今年は例年以上に実践的な内容に(八重洲地下街の昨年の訓練風景)

東日本旅客鉄道(JR東日本)は渋谷駅(東京・渋谷)と柏駅(千葉県柏市)などで、帰宅困難者への対策を盛り込んだ訓練を実施する。従来は駅構内などの安全確認が中心だったが、駅構内や駅前にとどまった人を避難場所に誘導する。柏駅では社員約80人が帰宅困難者役になり、約20人が誘導する。震災時にすべての人を避難所に誘導できないことを想定し、帰宅困難者役の一部には地図を渡し、個々に行動してもらい、混乱がないかを確認する。

埼玉高速鉄道も初めて帰宅困難者対策の防災訓練を実施する。鉄道が運転休止になり駅構内に多数の人が取り残されたという想定で、近くの公園に誘導した後、徒歩約20分の距離の避難場所へ避難してもらう。同社や県、川口市、川口市民など計約340人が参加する。

東京ドーム(東京・文京)も6日に開く避難訓練で、来場客の帰宅が困難になった場合を想定した訓練を実施する。同ドーム内にはプロ野球開催時には何万人もの人がおり、これらの人が一気に外に逃げ出すと混乱が予想される。このため、敷地内に一時待機してもらう。帰宅困難者役として住民も含めて約200人が参加する。

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