カテキンで抗菌効果、緑茶染めベビー服販売 家電のエルブ

2010/9/1付
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白物家電関連のエルブ(浜松市、宮松宏樹社長)は、アパレル会社の和心(東京・杉並、森智宏社長)と組み、緑茶染めの生地を使ったベビー服を販売する。緑茶に含まれるカテキンには抗菌、消臭効果があるとされ、エルブのナノ(ナノは10億分の1)技術で生地のカテキン含有量を増やした。インターネット通販などで秋冬物から本格展開する。

エルブが緑茶から抽出した染料で生地を染め、和心がベビー服をデザイン・製造する。ブランド名は「chacco(ちゃっこ)」。オーバーオールやスカートなど約60点で、価格はおおむね5000~8000円。一部の商品はブランドのホームページで販売を始めている。

カテキンには、アトピー性皮膚炎などを緩和する抗アレルギー作用があるとの研究データが出ている。エルブは染色法を工夫し、生地のカテキン含有量を従来手法に比べて3倍に高めた。

白金ナノ粒子を焼き付けたセラミックスボールを染色時に活用。カテキンは時間経過とともに酸化して失われるが、白金には酸化を止める作用があり、カテキンが保たれるという。緑茶染めの生地は主に肌に直接触れる裏地に使う。

両社は8月31日から9月2日まで、東京・恵比寿で開く子供服の国際展示会「プレイタイム」にベビー服を出展している。

プレイタイムは毎年、パリ、ニューヨーク、東京の3都市で開催され、子供服では最も流行に敏感な展示会のひとつという。「来場者の3分の1が外国人」(宮松社長)といい、国内外のバイヤーに静岡の茶とともに売り込む。

既に複数の通販会社が取り扱いを決めたほか、東京・台場の商業施設「ヴィーナスフォート」に出店する方向で調整している。

エルブは象印の炊飯器の内釜に使う白金ナノ粒子などを手掛けており、売上高は年間1億円程度。緑茶染めのベビー服を家電部品に次ぐ柱の事業に育成する考えだ。和心は原宿や代官山など東京都内を中心に若い女性向けの衣料品店を展開している。

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