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菓子卸の関口、東北と群馬で同業連携 資本参加で取引先開拓

北関東最大手の菓子卸の関口(栃木県鹿沼市、関口快流社長)は営業基盤の強化に向け、資本・業務提携を拡大した。全国の地域菓子卸でつくるジェーシーシー(東京・墨田)に資本参加して、東北エリアを担当。群馬県が地盤のアイカワ(前橋市)にも出資して情報・人材の交流を進める。業界内競争が激しさを増すなか、地場卸同士の結び付きを強めて生き残りを図る。

JCCはハセガワ(東京・墨田)、種清(名古屋市)など7社で構成。共同仕入れによる物流効率化や独自ブランド菓子の販売などを手掛ける。北海道や近畿、四国、九州にもメンバーがいて、全国展開の大手スーパーにも納入。菓子の総売上高は1500億円規模に及ぶという。ただ、東北エリアには参加企業がいない状態が続いていた。

関口は東北では福島県郡山市、盛岡市などに拠点を展開。JCCにとっては空白地を埋めて全国ネットワークが形成でき、関口も取引先開拓につなげられると判断した。関口は8月下旬に2千万円を出資してグループに加入。関口快太郎専務がJCC取締役に就任した。

東北での新たな需要開拓に向け、9月中旬には仙台市で菓子の見本市・商談会を開いた。東日本大震災で被害を受けた仙台支店は建て替えて来年2月にも改装開業する。支店従業員(現在18人)の増員も視野に入れる。

北関東では、群馬県の有力菓子卸アイカワに3千万円を出資し、株式の49%を取得した。商品の共有や人材・情報交流を進め、営業力を高める。将来は物流や情報システム、仕入れでも連携を深め、経費削減につなげる。自社でも水戸センター(水戸市)を本社に統合し、業務を効率化した。

菓子卸業界は再編が進み、商社系の大手が攻勢を強めている。連携をテコに、地場スーパーなどへのきめ細かな営業で対抗する。関口は中小菓子卸の全国流通菓子卸協同組合(東京・港)にも加盟し、統一ブランド「ちょっとした気持ち」などを手掛ける。2011年3月期の売上高は192億円。一連の取り組みで2~3年後に220億円を目指す。

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