トプスシステムズ、省エネ・高速処理の回路 グーグルOS向け

2010/6/30付
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 半導体設計ベンチャーのトプスシステムズ(茨城県つくば市、松本祐教社長)は、米グーグルが提供する基本ソフト(OS)「アンドロイド」に対応した電子機器の消費電力を抑え、処理速度を高めることができる高性能システムを開発した。携帯電話やソフトを従来の10分の1以下の電力で動かせる。3年後をめどに実用化し、幅広い電子機器での採用を目指す。

 システムの名称は「ウルトラアンドロイド」。産業技術総合研究所(つくば市)と共同開発したソフトウエアプラットフォーム(基盤)で、1つのチップに設計思想の異なるCPU(中央演算処理装置)や中枢回路(コア)を立体的に組み込む「ヘテロジニアス・マルチコア」と呼ぶ方式を活用した。

 ウルトラアンドロイドはチップを平面に並べず立体的構造にすることでチップ間の距離を短縮。通信処理にかかる電力量が大幅に削減できる。さらに基板の面積も小さくなるため、演算や信号処理など能力増強に向けたCPUやコアの追加が容易となる。

 アンドロイド対応の電子機器は通信処理に時間がかかるうえ、消費電力が高いのが課題だった。システムの構造が単純で省電力のウルトラアンドロイドを組み合わせて使えば、省エネ性能と通信速度を大幅に向上させることができる。

 ウルトラアンドロイドのエネルギー効率についての効果をシミュレーションしたところ、通信処理速度を従来の10倍に高め、消費電力を10分の1に抑えることが実証できた。今後は実際に携帯電話端末やカーナビゲーションシステムなどの電子機器に組み込み、問題点などを洗い出す。

 トプスシステムズは1999年の設立。消費電力を抑えたシステムLSI(大規模集積回路)の開発を手がけている。

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