産学でバイオマス発電 那須の土地改良区、宇都宮大などと

2012/3/1付
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 農業用水の管理などを手がける那須野ヶ原土地改良区連合(栃木県那須塩原市)は宇都宮大学などと組んで、間伐材を使った木質バイオマス(生物資源)発電を始める。2012年度中に那須塩原市内で発電施設の建設用地を確保し、運営主体となる特定非営利活動法人(NPO法人)を設立。早ければ13年度に発電を始め、森林保全と再生可能エネルギー自給の両立を狙う。

 事業には関連会社で木材リサイクルを手がけ破砕などのノウハウがある宮沢建設(同市)なども参加。NPO法人には同連合、宇都宮大、宮沢建設のほか、地元住民や企業などが加わる見通し。

 バイオマス発電装置については詳細を詰めているが、出力は500キロワットとする予定。発電で得られた電力は那須塩原市内の道の駅「アグリパル塩原」で使うことを検討している。発電に伴う廃熱の利用も考えており、将来は足湯の熱源などにも生かす考え。事業費は未定だが、農林水産省からの補助金などを活用する方針だ。

 同連合は農業用水の水源林整備のため、地域の林業関係者と間伐材の伐採を進めてきた。発電燃料用に間伐した木材を破砕してチップをつくる。栃木県北部の那須地区で年5000トンの生産を見込んでいる。

 木や竹を破砕してチップをつくる作業用として、可動式の小型機械「チッパー」をレンタル会社から借りた。1本の丸太を数十秒で破砕できる。チップはバイオマス原料のほか、畜産用として牛舎に敷く材料や、ボイラーの燃料としても使える。

 間伐材利用では山林からの搬送時のコスト低減が課題だった。同連合と宇都宮大が検討を重ね、林業用重機などで機械化すれば採算が合うとして事業化に踏み切った。

 同連合は農業用水を利用した小水力発電にも取り組んでおり、出力約1000キロワットの設備を持っている。

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