2019年2月16日(土)

青森のリゾートホテル「ナクア白神」、韓国投資会社が買収

2010/6/29付
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韓国の投資会社KICCグループは28日、青森県鰺ケ沢町の複合レジャー施設「ナクア白神ホテル&リゾート」を買収したと発表した。ゴルフ場やスキー場を併設するナクア白神は青森有数のリゾート施設であり、東北新幹線の12月の新青森駅延伸を機に、相乗効果で日本国内だけでなく韓国などからも集客が見込めると判断した。

ナクア白神の前身は「鯵ケ沢プリンスホテル」で、スキー場は1989年、ホテルとゴルフ場は94年に開業した。プリンスホテルを傘下に持つ西武ホールディングスの事業再編に伴い、2007年に米金融大手のシティグループに売却された。

KICCグループはこのほど、シティからナクア白神の全施設を取得した。売買金額は公表していない。

シティグループの日本の広報担当者は「観光施設などを買収し、事業価値を高めたうえで売却するビジネスを手掛けており、そうした投資案件の一つとして売却した」と説明している。

ナクア白神は客室数188室のホテルと、36ホールのゴルフコース、13コースのスキーリゾートなどを備えている。KICCはナクアの運営会社として青森リゾート(鰺ケ沢町、高橋浩康代表取締役)を新設した。

青森リゾートは12月の東北新幹線延伸を集客の好機として生かすほか、KICCの本国である韓国からの誘客を強化する。「適切な追加投資をしながら、ナクア白神を国際的なリゾート地として認知されるよう尽力する」(同社)方針だ。

韓国、中国などの新興国では所得水準向上に伴い海外旅行熱が高まっている。オーストラリア人に人気がある北海道ニセコ地区のように、リゾート地への外資系の進出は東北観光全体を底上げする効果が期待できる。東北でもアジア系資本による観光・レジャー施設の買収例が相次いでおり、今後も同様の買収案件が出る可能性がある。

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