2018年9月26日(水)

警備会社のリリーフ新潟、機密文書を専用車で処分

2012/2/28付
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 警備会社のリリーフ新潟(新潟市、村上亜美・代表取締役)は主に金融機関などが保管する機密文書を回収・処分するサービスを6月にも始める。文書を処分できる機能を持つ特殊車両を開発、各店舗まで出向いて文書を受け取り、処分する。金融機関などに年間25%ほど処分費用を削減できると訴える。新規ビジネスとして5年後に5億円の売り上げを目指す。

 同社は顧客情報や内部情報などが記された機密文書を処分する専用トラックを丸山車体製作所(新潟市)、ジェットTEK(東京・足立)と共同で設計している。トラック内部には文書を細かく粉砕したうえで、溶解液と混ぜてペレット状にする装置を搭載。車両の外から段ボールなどに梱包した文書を装置に投入すれば、その場ですぐに処分ができる。

 車体には監視カメラも取り付け、撮影した映像を文書の処分後に金融機関などの担当者が見られるようにする。同時に、警備事業はリリーフ新潟の従業員が請け負い、安全面での付加価値を高める。処分費用は約1キロあたり100~150円前後を想定している。

 リリーフ新潟によると、地方銀行などの金融機関では行員らが支店を数カ月ごとに回って機密文書を回収。自行のシュレッダーを使って大量の文書を処分し、専門の業者に引き取ってもらうのが一般的という。このため人件費や設備のメンテナンス費などコスト負担の要因になっていた。リリーフ新潟では処分を請け負うことで、金融機関にとっては年間500万~600万円程度のコスト削減につながると推計している。

 6月にも事業を始め、金融機関のほか、病院や官公庁にも売り込む。将来は全国の警備会社向けに車両の販売のほか、警備員の指導・教育を含めた回収ノウハウの提供を始め、商機を広げる。

 リリーフ新潟の売上高は2012年1月期に約7億5000万円。

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