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理研ビタミン、三陸産の「ふえるわかめ」販売再開

食品加工大手の理研ビタミンは三陸産ワカメを使った乾燥カットワカメの販売を4月に再開する。製造子会社の理研食品本社工場(宮城県多賀城市)の生産ラインを再稼働、フル生産に入った。地元の阿部長商店(宮城県気仙沼市)、かわむら(同)なども水産加工工場の新設に動き出しており、地元水産加工業の復興を急ぐ。

理研ビタミンが増産するのは主力商品の「ふえるわかめちゃん」。同社によると国産ワカメの大半を占める三陸産の収穫は3~4月が最盛期だが、昨年は津波被害でほとんど出回らなかった。今年も収穫量は例年の7~8割にとどまるが、同社は震災前並みの生産量の確保を目指す。

4月には「茎取り」と呼ばれるワカメの前処理加工を手掛ける工場も岩手県大船渡市で新たに稼働させる。再開のメドが立たない理研食品大船渡工場の従業員の一部の雇用の受け皿とする。

理研ビタミンのワカメ事業の2012年3月期の売上高は例年の約6割にとどまる見込みだが、13年3月期は震災前水準の120億円に引き上げたい考えだ。

阿部長商店は13年秋の稼働を目指し、年内にも従業員100~150人規模の新工場に着工。かわむらも年内に岩手県陸前高田市に100人規模の水産加工場を新設。それぞれサンマやサバなどの加工品を生産する。

復興庁によると岩手、宮城、福島3県の魚介類の水揚げは震災前の7割まで回復したが、水産加工施設の復旧は5割にとどまる。加工能力の増強で水産物のサプライチェーン回復につなげる。

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