JR石巻線の浦宿―女川、15年春に運行再開 温浴施設など整備

2013/10/25付
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東日本旅客鉄道(JR東日本)は25日、東日本大震災の津波被害で運休している石巻線(宮城県)の浦宿―女川間(約2.4キロ)の運行を2015年春に再開すると発表した。新しい女川駅は損壊した旧駅より200メートルほど内陸寄りの土地に移し、温浴施設などを併設する新たな交通拠点として復活する。

同日午前、JR東と女川町は同区間の復旧に関する確認書を締結した。まず同町が駅周辺や線路を再建する用地の造成工事を実施。それらが順調に進めば14年春にJR東が復旧工事に着手し、線路、トンネル、信号保安装置などを整備する。

石巻線は震災の影響で小牛田―女川(約45キロ)の全線が不通となった。その後、JR東が段階的に復旧させ、現在は浦宿と、隣駅の女川を結ぶ区間だけが不通となっている。同社の西野史尚仙台支社長は「被災線区復旧の前提である乗客の安全が今回の締結で担保された」と話す。

一方、女川町は新しい女川駅の周辺に交通広場などを整備。広場と駅ホームとの間の段差をなくすなどバリアフリー化にも力を入れる。駅舎や敷地は女川町が保有し、JR東日本に有償で貸し付ける。

同町は15年春を「まちびらき」の時期と位置付ける。新駅や温浴施設、交通広場の整備に合わせ、駅周辺の商業施設などが数多く営業再開できるように復興を進める。

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