東京湾埋め立て地など液状化しやすく 震度別マップ
千葉県が作成

2012/4/25付
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千葉県は25日、東日本大震災を受けて震度別に液状化の被害程度を示した予測図「液状化しやすさマップ」などを公表し、県専門委員会に提出した。千葉県を震度6強の揺れが襲った場合、東京湾沿岸の埋め立て地や九十九里海岸など外房地域、利根川沿いなどを中心に液状化すると推測した。震度ごとに液状化被害などを予測したのは全国初という。

液状化の予測図は、液状化対策を実施していないことを前提に、震度5弱から6強までの4段階について、液状化のレベルを「しやすい」「ややしやすい」「しにくい」「極めてしにくい」の4つに類型化した。

震度5弱の場合、液状化「しやすい」地域として浦安市などが含まれているが、6弱以上になると、京葉工業地帯などを含む東京湾沿岸の埋め立て地に被害が一気に広がる。東日本大震災では注目されなかった成田市や香取市など利根川沿岸部の一部なども含まれることが新たに分かった。

県は予測図の作製にあたり、東日本大震災で液状化の被害が大きかった浦安市や千葉市、習志野市などで掘削による地質調査を実施。県内の全市町村などが保有していた約5万本のボーリング調査のデータと合わせて、県全域の地盤強度を分析した。

また、県は浸水被害の予測図も公表。津波の高さや、堤防などの防潮施設が機能するかどうかの条件ごとに、浸水地域と水深を色分けして表示。10メートルの想定では、旭市や匝瑳市など九十九里浜の2市2町で海岸線から3キロまで達し、旭市で16平方キロ、匝瑳市で19平方キロが浸水する。

さらに、県内各地域の揺れやすさの予測図も作製し、地震波が構造物に与える力を示すSI値によって色分けした。増幅率が1.65以上を「揺れやすい」として赤色に、1.20未満を「揺れにくい」青色にして示した。

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