2019年1月20日(日)

エマルシェがMBO さくら野仙台店を強化

2011/11/25付
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さくら野百貨店仙台店を運営するエマルシェ(仙台市、佐々木敏夫社長)はMBO(経営陣が参加する買収)を実施していたことが24日、明らかになった。テナント誘致などの独自路線を加速して競合する商業施設との違いを打ち出すには、経営上の決定を迅速に進められる体制を整える必要があると判断した。東日本大震災の復興需要の追い風を生かし業績回復を急ぐ。

佐々木社長らエマルシェの経営陣で組織する持ち株会「エマルシェ・フェニックス・プロジェクト」が、不動産会社の武田(青森市)と、外資系金融機関「クレディ・スイス」グループから株式を取得した。取得したのはエマルシェの全株式の約80.48%にあたる3万2513株。取得額は公表していない。実施は9月12日付。

さくら野百貨店仙台店は今後、空床のある2階と5階への新規テナント誘致や、地下2階から5階のテナント入れ替えを進める。エマルシェの安藤俊取締役は「これまで以上に迅速な意思決定が可能になる」とMBOを実施した狙いを説明している。

同店は2010年6月に中古書籍販売の「ブックオフ」を入居させ、11年2月には年間約5%の光熱費削減を見込める営業時間の30分間短縮を実施するなどしてきた。

エマルシェは北東北にさくら野百貨店を4店舗運営するさくら野百貨店(青森市、臼井修社長)と元は1つの企業。親会社マイカルの破綻で、両者の前身のダックビブレが01年9月に民事再生法の適用を申請した(05年6月に再生手続き終結決定)。05年に立地条件や経営方針の違いから2社を分割した。

仙台市内では東日本大震災以降、復興需要による消費好調が続いているが、さくら野百貨店仙台店周辺には老舗の藤崎、仙台三越といった百貨店に加え、JR仙台駅近くのパルコ仙台店や、駅ビルのエスパル仙台店などの競合が多い。

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