長野ヤナセ、店舗で県産農産物を販売 有機野菜や信濃地鶏

2011/2/23付
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長野ヤナセ(長野市、塚田哲郎社長)は、車の販売店で県産農作物の販売を始める。有機栽培の野菜や信濃地鶏など厳選した食材を扱う企業集団の「信州食彩プロジェクト」と連携する。同社は性能や品質の高いドイツ車を中心に取り扱っており、ブランドイメージに沿う食材をそろえることで、こだわりのあるライフスタイル全般を提案。既存の顧客の共感を得ながら環境や地産地消などに関心を持つ新規顧客の開拓にもつなげる。

食材販売を兼ねた大規模なイベントを年間4回開くとともに、食材の展示販売会を毎月開催する。加工食品についてはショールームで常時、展示販売する。顧客の来店率を現状の3倍以上に高め、同社が取り扱う独メルセデス・ベンツや独アウディを中心とした高級車の販売につなげる。

1回目のイベントは3月5、6日に開く。農産物流通を手掛けるグランジャ(小川村、三水亜矢社長)がブドウジュースなどを、信濃農園(飯綱町、山浦忠司社長)が信濃地鶏を使った商品を出展する。

ショールーム内や駐車スペースを利用し、出展者は食材を欧州の市場の雰囲気を再現し陳列する。車の商談などの用事がなくても、気軽に立ち寄れる雰囲気をつくる。「健康や環境をキーワードに豊かなライフスタイルを提案する」(広川政信常務)ことで、女性の来店も増やす。

一般的に自動車ディーラーの来店率は、イベントのダイレクトメールの発送数に対して3%程度にとどまるという。長野ヤナセが取り扱うドイツ車などは高級なイメージがあるものの、環境性能での訴求力は日本車に比べ弱い面もある。食材販売を機に取り扱い車の魅力に触れてもらう。

また、信州食彩プロジェクトが取り扱う商品は、スーパーなどで大量販売される商品に比べ割高で、流通ルートも限られていた。質を追求した商品ならば、富裕層が多い長野ヤナセの顧客に合い、受け入れられると見込む。

長野ヤナセの2010年9月期の売上高は約13億円。

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