2019年1月20日(日)

秋田・岩手のスーパー4社、統合断念 店舗運営や仕入れで溝

2010/5/22付
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スーパーの伊徳(秋田県大館市)、タカヤナギ(同大仙市)、ベルプラス(盛岡市)、スーパーマーケットマルイチ(同)の4社は21日、経営統合を断念すると発表した。合計売上高1千億円を超える北東北最大規模のスーパー誕生にはならなかった。店舗運営や共同仕入れなどを巡って溝が埋まらなかった。ただ経営体質の強化は共通の課題で、他のスーパーとの連携などの可能性は否定できない。

4社は昨年3月、経営統合を発表した。まず2011年春をめどにベルプラスと伊徳が共同持ち株会社を設立して傘下の事業会社となり、12年春までにタカヤナギとマルイチが加わることで基本合意していた。共同仕入れなどを進めるための共同出資会社、ユナイト(盛岡市)を8月末をめどに清算する予定だ。

4社は売上高が135億~約400億円で、それぞれ地域で地盤を築く有力スーパーだ。食品ディスカウントに力を入れるベルプラスに対し、他の3社は食品総合スーパーと微妙に店舗形態が異なる。

このため価格や品ぞろえ、売り場づくりなどの優先順位を巡り、経営スタンスの違いが埋められなかったもよう。「2月ごろから溝が表面化した」(ベルプラス)し、「擦り合わせに多大なエネルギーを要した」(タカヤナギ)という。

ただ伊徳とタカヤナギの秋田県の2社は共同仕入れやチーム・マーチャンダイジング(商品化計画)などで引き続き業務提携を継続する。店舗運営方針などでも共通することが多いため秋田で合同商談会も開催する。将来的には「2社で資本統合を目指す」(伊徳)考えだ。

北東北にはイオン子会社のマックスバリュ東北のほか、青森県に本社を置くユニバースなど有力スーパーがひしめく。人口減や個人消費の低迷なども影響し、経営体質の強化を狙って新たな再編計画を模索する動きが出る可能性は高そうだ。

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