2019年2月23日(土)

宮城のウジエスーパー、出店再開 まず大崎市に最大級店
高級品充実、復興需要の取り込みに対応

2012/2/22付
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宮城県北部を中心に食品スーパーを展開するウジエスーパー(宮城県登米市、氏家良典社長)が出店を再開する。23日に同社として最大の広さを持つ岩出山店(同県大崎市)を新たに開業し、今後も年3店のペースで出店する。高品質な商品の品ぞろえを充実させて他店との違いを打ち出し、復興需要の取り込みを狙って激化する出店競争に備える。

「岩出山店」の開店で、新たな需要開拓をめざす(宮城県大崎市)

岩出山店の店舗面積は同社最大の約2000平方メートル。新規の開業は2008年以来となる。これまでの同社の標準店舗は1100平方メートル程度で、約2倍の広さになる。古川を中心とする周辺住民の利用や、近郊にある鳴子温泉郷からの業務需要の取り込みを見込む。

店には生鮮食料品から総菜、酒類などの各分野で通常の商品に加えて高品質な商品もそろえる。精肉ではブランド牛や豚、青果では産地直送品を並べるほか、酒売り場は同社店舗で最大規模とし、ワインやシャンパンなどの洋酒から焼酎、日本酒まで約2000品目を用意し、数十万円する高級ワイン「ロマネ・コンティ」なども置く。

同社の担当役員は「これまで宮城県北部で、通常は百貨店が取り扱うような商品を幅広く扱う店舗はなかった」と話す。従来の食品スーパーとは異なる販売戦略をとることで、新たな需要を喚起する考えだ。

2012年から13年初めにかけて、宮城県北部に同様の店舗を2、3店開業する。まずは特定地域内に集中して店を出す戦略をとる一方、仙台市内への出店も検討。その後は津波被害を受けた沿岸部も視野に入れ、年3店程度の出店を目指す。

ウジエスーパーは宮城県内に約30店舗を展開している。東北では震災以降、復興需要の取り込みを狙った小売り各社の出店競争が再燃しつつある。同社は単純な価格競争とは一線を画した戦略を進めるため、他店にない商品をそろえた新型店舗を展開することにした。

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