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バイオVBのスパイバーなどが「クモ糸」繊維量産へ

自動車部品会社の小島プレス工業(愛知県豊田市)とバイオベンチャーのスパイバー(山形県鶴岡市)は20日、クモ糸の組成にヒントを得た合成繊維の量産技術を確立するため、鶴岡市に試作工場を建てると発表した。クモ糸繊維は強度と伸縮性を兼ね備えた「夢の繊維」といわれる。両社は用途開発を進め、4年後の実用化をめざす。

スパイバーは慶応大学先端生命科学研究所(鶴岡市)でクモの糸を研究していた関山和秀社長が設立した。新素材を探していた小島プレスが新技術に着目し、共同開発することで合意した。10月までに市の産業支援センター「鶴岡メタボロームキャンパス」の一角に、約7億5000万円をかけて試作工場を建てる。

工場の敷地面積は約2500平方メートル、延べ床面積は約1400平方メートル。当面、月100キログラムを生産し、2015年までにパイロットプラントを設置して月産1トンまで引き上げる。試作を希望する企業にサンプル出荷し、4年後をメドに量産化技術を確立する。

新繊維は強度と伸縮性を併せ持つクモ糸の組成を基に、遺伝子やアミノ酸の配列を変えた合成繊維。ベースの素材が人工たんぱく質なので原料を石油に頼らず、常温での生産も可能。鋼鉄の4倍の強度とナイロンを上回る伸縮性があるという。

期待される用途にはタイヤや人工毛髪、人工血管、自動車部品などがある。両社はサンプル出荷先からの要望に応えて改良し、効率よく量産できる技術の確立を急ぐ。

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