2019年2月20日(水)

東北復興象徴の玄関口 仙台駅東口、再開発が始動

2012/1/20付
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東日本旅客鉄道(JR東日本)仙台支社が19日、仙台駅東口周辺の再開発計画の内容を発表したことに、同日共同で記者会見した仙台市の奥山恵美子市長は「東北の復興を、仙台が先頭になって進める」と歓迎の意を示した。100億円以上を投じてホテルやオフィス棟を建設する大型開発になり、JR東日本は東日本大震災から復興した「東北の玄関口」として全国からの集客を目指す。

東口周辺にホテルやオフィス棟を建設する。新ホテルは2017年度の開業を予定。14階建てで280~300室規模を検討する。

「外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台と、既存のホテルメトロポリタン仙台との中間クラス」(JR東日本仙台支社)という高級路線を目指す。

宴会場は設けず、広めの客室でビジネス客の利用を見込んでいる。

現在、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」がある土地には、18年度利用開始の13階建てオフィス棟を建設する。1階には発表会や展示会に使える多目的ホールを併設するという。

また駅の東側に改札口を新設するほか、仙台市との共同事業として駅の東西を結ぶ通路を拡幅。現在約6メートルの通路を約16メートルまで広げ、通路の両側に商業施設を設ける。JR系の駅ビル「エスパル」などを手掛ける仙台ターミナルビルが運営する。

今回の再開発は震災前から計画されていた。津波でJR東日本は沿岸部の仙石線、気仙沼線などの一部路線で甚大な被害を受けたなかで100億円以上を開発に投じることについて、仙台支社の里見雅行支社長は「被災線区については最優先で復旧に取り組むが、こちらも駅の顔をつくる重要なプロジェクトだ」と強調した。

仙台駅東口周辺では、ヨドバシカメラも国内最大級の大型店舗の開設を計画するなど商業機能の集積が進んでいる。

奥山市長は「東北復興を担うためにも、仙台という街に人を引きつける力をつけ続けることが必要」と再開発を後押しする意向を示した。

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