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千葉大、手術時の誘導システム開発 超音波映像を活用

千葉大学は内視鏡手術の際、医師が病気の場所と手術器具の位置をリアルタイムで把握できる手術誘導システムを開発した。従来も静止画を使ったシステムはあったが、超音波診断装置の映像を使うことで、体内の小さな動きも正確に把握できるようにした。今後は動物実験を続け、数年後の実用化を目指す。

千葉大学大学院工学研究科と国立成育医療研究センター(東京・世田谷)が共同で手掛けた。超音波診断装置の映像上に、手術器具の位置情報を表示できるプログラムを開発した。

自動車のカーナビゲーションシステムと似ており、道路地図が超音波の映像で、自動車がメスなど手術器具にあたる。

手術器具には位置情報を測る装置をつける。病気の場所など手術をする箇所を超音波診断装置の映像で指定しておけば、画面上で手術の箇所と手術器具との位置を表示する。

2~3ミリメートルある手術器具の位置情報の誤差を1ミリメートル未満まで縮める方針。音声などで手術の箇所を誘導する方法も検討する。

同システムは主に胎児の内視鏡手術での利用を想定している。胎児は臓器や血管が小さく、手術する箇所を正確に把握する必要がある。このため、今回開発したシステムの需要が見込めるとみている。

既存の手術のナビシステムは脳外科や整形外科を対象に、磁気共鳴画像装置(MRI)などの静止画を使った手法が中心とされる。脳や骨は手術時にほとんど動かないため静止画のナビでも対応できる。MRIは撮影から画像を出すまで早くても数分かかるため、頻繁に動く胎児などの手術には適さないという。

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