2019年8月23日(金)

ウナギの頭、スッポン甲羅でプリンやサプリ
浜松の中小企業

2012/2/16付
保存
共有
印刷
その他

浜松市内の中小企業がウナギの頭など未利用部分や規格外の野菜を有効活用した食品開発に力を入れている。異業種が連携して農林水産業の6次産業化を推進。プリンのほか、スッポンを丸ごと使ったサプリメントを商品化。スイーツ店は商品化を支援する新会社を立ち上げる。特産品をPRし地域活性化にもつなげる。

造園業のコスモグリーン庭好はウナギの頭などを混ぜた堆肥で育てたサツマイモ「うなぎいも」のブランド化を推進する。農業者や小売業者と連携した「うなぎいもプロジェクト」の第1弾としてプリンを3月10日に発売する。東名高速道路の牧之原サービスエリア(SA)で限定販売する。価格は280円。カラメルソースに粉末緑茶を使用した。

同社は2010年に農業参入した。うなぎいもの需要拡大で新規就農者を増やし、農業と地域の活性化を狙う。浜名湖SAでも限定プリンを企画している。

スッポン養殖の服部中村養鼈場(ようべつじょう)は、従来は捨ててしまう骨や甲羅なども原料にしたサプリメントを発売した。スッポンを凍らせて粉砕した後、酵素で分解する。コラーゲンなど美容成分を多く含む。120錠入り(1カ月分)で3980円。健康食品会社のエム・アイ・シーと開発した。

浜松は日本有数のスッポン養殖地。同社は「男性だけでなく女性の需要を開拓したい」とサプリを企画した。日常的にスッポンを食べることは難しいが、サプリなら簡単に摂取できる。

こうした商品開発を後押しする動きも。スイーツのネット通販店「花のようなケーキ」は規格外の野菜や特産品を使った食品開発を支援する新会社の小林レシピ開発を28日設立する。この10年ほど農家などの商品化を支援してきたノウハウを生かし、本格的に事業化する。

最近は生産者が加工や流通なども手掛ける6次産業化の流れで農協などから商品化の相談が増加している。

同店では「葉物野菜の3割は規格外品だ。食材の有効利用を地域活性化につなげたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。