産機のアルファーデザイン、標準機事業を拡大

2012/2/16付
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産業機械メーカーのアルファーデザイン(東御市、千葉昇社長)は標準機事業を拡大する。製造部門を子会社に移管するとともに、販売体制も再編して代理店を絞り込み、本社は設計・開発に特化させる。顧客の特注を受けて製造するカスタム機で培ったノウハウを生かし、収益体制を強化する。

本社の製造部門を、2009年に事業承継した砺波製作所(富山県砺波市)の長野事業所「TS長野」に移管した。本社から製造技術部門の10人程度が移り、電気回路や機械の製造、顧客向けのアフターサービスなどを担う。製図業務を担うCAD(コンピューターによる設計)オペレーターなども増員する計画だ。

アルファーデザインは半導体メーカーなどの要望に応じ産業機械をオーダーメードする事業を専門としていた。企業の設備投資意欲が低迷していることに加え、カスタム機は利幅が少ないことから、安定した収益の見込める標準機事業を拡大する。

カスタム機で培った技術やノウハウを生かす一方、設計・開発から製造まで担う一貫体制を見直し、製造部門の効率を高める。本社は設計・開発に特化させる考えだ。

販売体制も見直す。現在、全国に70社余りある代理店を来期以降、段階的に10社程度に絞り込む。特殊な電子部品の実装装置や半導体製造装置の販売を拡大するため、代理店を顧客の情報を得るだけでなく、販売戦略を共有できるパートナーと位置づける。

海外では、上海市にある本社の出張所を、来期をメドに大連市の現地法人の子会社に再編。電子部品実装装置などの営業拠点として機能を強化する。大連市の現地法人は昨年6月、発光ダイオード(LED)照明組み立て装置の生産・販売拠点として設立した。

アルファーデザインの12年6月期の単独売上高は32億円の見込みで、このうち標準機は22億円程度。13年6月期は標準機事業を拡大して、全体で45億円の売り上げを目指す。

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