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チェコ元体操五輪選手、苦悩の時代も貫いた信念
チャスラフスカさんにインタビュー

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2013/8/21 7:00
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「五輪の名花」と称賛されたチェコスロバキア(現チェコ)の元体操選手、ベラ・チャスラフスカさん(71)がプラハで日本経済新聞社のインタビューに応じた。1964年東京五輪、68年メキシコ五輪の2大会で合計7個の金メダルを獲得。優美に流れるような体操演技は往年のファンの目に焼き付いている。ただ、その後は政治に翻弄され、私生活でもトラブルを抱えた。一時は表舞台から姿を消し、日本メディアに登場するのも久しぶり。東京が名乗りを上げている2020年夏季五輪に話を向けると、「もちろん、東京開催を応援しているわ」と明るく語った。

現役時代ほうふつさせる笑顔

8月初旬、中部ヨーロッパは日本と同じような異常気象に襲われていた。湿気の少ない爽やかな風が吹き抜ける夏のプラハでその日は気温が30度を超えた。汗をかきながら姿を表したチャスラフスカさんの目鼻立ちのハッキリした笑顔は、現役時代をほうふつとさせた。

聞くと背中を少し痛めているという。数日前、家に戻るとカギを忘れているのに気付いた。「塀を乗り越えて家に入ろうと木の枝に飛びついた瞬間、枝がバリッと折れ、3メートル下の地面に落下した」という。かつて、ウルトラCでファンを湧かせたアスリートは「今は10点満点とはいかないわね」と笑わせた。

練習や競技のスケジュール正確

――チャスラフスカさんが活躍した東京五輪から来年で50年になります。今も日本には多くのファンがいます。当時の思い出は。

「東京五輪はすべてが完璧に準備されていたのが印象深い。練習や競技のスケジュールは正確で、会場への移動もスムーズでした。まるで時計のようだった。他の国ではこうはいかなかったでしょう。おかげでストレスを感じることなく演技に集中できたました」

「もう一つは会場の雰囲気がよく、観客と一体になれたことです。ウルトラCに挑戦すると、会場が固唾をのんで見守り、失敗しても温かい拍手をくれました。こちらも何とか観客を喜ばせたいと自然に気合が入ったのを覚えています」

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