2019年1月17日(木)

甲州ワインのEU向け輸出、11年度に1万本に 専用ラベルなど

2010/6/15付
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山梨県ワイン酒造協同組合(甲府市、三沢茂計理事長)は14日、甲州ワインの欧州連合(EU)への輸出に向けた2010年度の事業計画をまとめた。輸出を目指す醸造各社にEU仕様のラベル表示を徹底、専用ボトルを開発し、甲州ワインのブランドイメージを確立する。英国で販売促進事業も展開し、本格輸出を始める11年度に1万本の輸出を目指す。

組合は同日、甲府市内で会合を開き、EU輸出事業が10年度の国の地場産業振興策「JAPANブランド育成支援事業」に採択されたことを明らかにした。

事業採択は09年度から2年連続で、組合は10年度の輸出振興事業費として3000万円を計上する。このうち2000万円を国、残る1000万円は県や甲州市、関連する商工団体から助成金を受ける。

組合は09年度に輸出向けの統一ブランド「KOJ(KOSHU OF JAPAN)」を打ち出した。10年度はまず7月に、ワインの国際的権威「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つ英国のリーン・シェリフ氏らとプロデューサー契約を締結。KOJに加盟する17社の製品開発で、醸造時の加糖方法などEU仕様に基づいた助言を受ける。

ラベルもEU仕様にする。アルコール度数や原産国表示、輸入元などの義務的表示を消費者に分かりやすく表示するノウハウを17社に伝授する。EUワイン法に基づいた表示でないと輸出できないためだ。

KOJとしての専用ボトルを8月末に発表する。ボトル栓をコルクでなく、「スティルバン」と呼ばれるスクリューキャップを採用する。コルクのすき間から外気が侵入し酸化が生じるのを防ぐ。

専用ボトルは11年度から本格輸出する際に用いる。来年1月にロンドンで開く商談会にも登場させ、現地の輸入業者や日本食レストランにラベル表示を徹底、品質を向上させた甲州ワインをアピールする。

組合の輸出振興事業は3カ年計画で、11年度も「JAPANブランド」に応募する。組合は年間1万本のEU向け輸出に向け、ワイン用の甲州種ブドウを生産する農家の増加・支援も課題に挙げている。

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