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草加市長選、田中氏が当選 市政混乱ひとまず収束へ

埼玉県草加市の木下博信前市長が2度の不信任決議で失職したことを受けた出直し市長選で、木下氏が敗れ、元市議会事務局長の田中和明氏が当選した。収賄罪で有罪が確定した元助役を木下氏が擁護する発言をしたことに端を発した市政の混乱は、議会多数派が擁立した田中氏の当選でひとまずは収束に向かいそうだ。ただ、注目を集めた選挙だったが、投票率は過去最低だった。

「草加市役所が2回にわたって家宅捜索されたことなどに対して市民がノーを突きつけた」。当選から一夜明けた13日、田中新市長は記者会見で選挙戦をこう振り返った。

田中氏の陣営は木下氏の市長としての資質を問うチラシを配布。徹底したネガティブキャンペーンを展開した。これに対して、木下氏は12日、「(支持者から)過去最大の支援を受けたが、自分に対する誤解やうわさを払拭しきれなかった」と敗因を述べた。接戦が予想されたが、投票率は33.17%と過去最低だった。

9月、1回目の不信任決議を受け、前市長が市議会を解散した。新たに当選した市議による市議会で、2度目の不信任決議を受け、前市長は失職した。市政の混乱が続いたが、民主や自民、公明など市議会の多数を占める政党が擁立した田中氏が市長に当選したことで、今後は政策面に焦点が移りそうだ。

田中新市長は13日、記者団に対して選挙公約で掲げた市長報酬を20%削減する条例案を2月定例会に提出する意向を示した。公約では、現在は就学前までの子ども医療費の無料化を小中学生まで広げることも掲げており、これに早期に取り組む方針も明らかにした。

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