2019年9月16日(月)

福島・楢葉町、汚染土の中間貯蔵・最終処分へ道遠く
復興の現場2013夏(5)

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2013/8/16付
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仮置き場に積み上げられた汚染土(福島県楢葉町)

仮置き場に積み上げられた汚染土(福島県楢葉町)

野球場1つ分ほどの広さの土地を黒い土のうが埋め尽くしていた。真夏の太陽が照りつける田園地帯。マスクにヘルメット姿の作業員がクレーンを使い、横へ縦へ整然と土のうを並べていく。

福島県楢葉町にある汚染土壌の仮置き場の1つ。町は東京電力福島第1原子力発電所の20キロ圏内にあり全住民が避難した。

国は今年度中の完了を目標に町内の除染を進める。放射性物質に汚染された土壌をはぎ取ったり、家の屋根や壁、道路を洗浄したり。庭木の枝を落とすこともある。取り除かれた土壌や枝葉は容量1立方メートルの大型土のうに詰められ、仮置き場へと運び込まれる。

土のうを並べる作業はまず、汚染されていない通常の土の入った土のうをロの字型に置き、その中に汚染物の土のうを並べていく。積み方は中身が土なら最高5段。枝葉など可燃物だと縮んで不安定になったり、発酵して熱を持ったりすることがあるので3段まで。最上段は全部を通常の土の土のうにする。

広大な敷地に汚染土が詰められた袋が整然と並ぶ(福島県楢葉町)

広大な敷地に汚染土が詰められた袋が整然と並ぶ(福島県楢葉町)

仮置き場を管理する環境省福島環境再生事務所・浜通り南支所の荒井博之支所長(60)が積み方の理由を教えてくれた。「汚染物の土のうを通常の土の土のうで覆い、放射線が漏れないようにしているのです」

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