東電社長が福島県を11日午後訪問 知事は面会拒否
東京電力は福島第1原子力発電所事故から1カ月となった11日、清水正孝社長が同原発のある福島県を震災後初めて訪れると発表した。ただ、東電福島事務所によると、佐藤雄平県知事との面会は、県側から拒否されたという。佐藤知事は3月にも清水社長との面会を拒否している。
東電によると、清水社長は同日午後1時半ごろ、福島県庁内にある事故対応拠点「福島オフサイトセンター」を訪問する。事故の対応に追われる職員らにもお礼とおわびの言葉を述べるという。ただ、事故で避難を迫られた地元住民らのいる避難所や、東電の現地事故対策拠点となっている「Jヴィレッジ」などを訪れる予定はないという。
清水社長は事故後、原発の事態収束の陣頭指揮を執っていたが、過労による体調不良で先月29日から入院。4月7日から職務に復帰していた。公の場に姿をみせるのは、先月13日の記者会見以来となる。
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