2019年2月21日(木)

清水銀、基幹システム一新 13年5月めど、処理能力1.5倍に

2010/11/10付
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清水銀行は基幹システムの1つで、預金や融資、為替などを管理する勘定系システムを、2013年5月をめどに一新する。処理能力を現在の約1.5倍に高めるほか、地震などの災害発生時に業務再開までの時間をこれまでの3分の1以下に短縮する。消費電力の約10%削減も目指す。IT化に伴う金融業務の高度化に対応し、システム基盤の強化を図る。

勘定系は融資支援システムや営業店システムなどの情報系とともに、基幹システムを構成する。同行が勘定系システムを更新するのは05年5月以来、8年ぶり。東邦銀行、西京銀行、北都銀行とともに採用している富士通の勘定系システム「PROBANK(プロバンク)」を抜本的に見直し、「次期PROBANK」として構築し直す。更新費用は非公表。

PROBANKは各行が富士通にシステム運営を委託する方式。現在はそれぞれの銀行が標準システムを構築し、顧客データなどを付加して運用している。これに対し、次期システムは標準システムを共同利用し、顧客データなどを加えるだけで済む。

次期システム稼働により、新商品開発までの期間が現行システムよりも約40%短縮できると見込む。清水銀が構築する標準システムは、富士通が金融機関向けに展開する次期PROBANKのベースとなるという。

災害発生時の復旧も早くなる。現行システムでは各行が業者委託している元帳データを、富士通のバックアップセンターに搬送してからシステムの起動作業に入る。このため業務再開まで1日以上かかっている。次期システムでは富士通の遠隔操作機能で起動するため、10時間程度で業務が再開できるという。

またハードウエアの素材変更などで、消費電力を削減できる。

同行は「現在のPROBANKをベースに更新した場合に比べ、約2割の運用コスト削減が見込める」とし、今後は融資支援システムや営業店支援システムなどについても、次期PROBANK方式の採用を推進する。

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