ラーメンチェーンのトライ、出店倍増 11年3月期、最大10店

2010/11/10付
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ラーメンチェーン運営のトライ(千葉市、田所史之社長)は出店拡大に乗り出す。今期(2011年3月期)は直営とフランチャイズチェーン(FC)を合わせて前期の2倍となる最大10店を出す。併せて年明けにも、独立した店舗を設けて味噌(みそ)の小売りを始める。味噌味に特化したメニュー構成という自社の特長を生かしながら、多角化も進める成長戦略で事業の拡大につなげる。

今期はFC店8店、直営店を1、2店出す計画。FC主体に店舗網を広げる方針だ。「首都圏を除くと1県に2、3店」(同社)という方針で、まだ進出してしない地域を中心に候補地を探す。台湾など海外にも既に出店しているが、年明け以降には米国への展開も検討している。

出店場所は原則として郊外型で、コンビニエンスストアなどが撤退した後の「居抜き物件」を活用する。店舗面積が約100平方メートル、客席数36の標準店の場合、初期投資額は2000万円弱。新築物件の半分以下の費用になるという。

千葉市の直営店で試験的に実施している味噌の小売りも本格的に始める。ラーメン店の一角で全国各地の10種類の味噌を量り売りしているほか、味噌プリンなど関連商品を販売しており、このコーナーを独立させる。

11年初めにも、同店のそばに30平方メートル弱の店舗を開設して、販売する味噌の種類を15品程度に増やす。結果を見ながら、味噌の小売店の多店舗化も検討する。

同社は「蔵出し味噌 麺場 田所商店」などの屋号で、千葉県を中心に一部地方都市で27店(直営・FCの合計)を展開している。ラーメンは「北海道」「信州」「九州」「江戸前」の4地域の味噌をベースにした味付けを用意している。サイドメニューも味噌を使った料理を用意するなど味噌に特化しているのが特長だ。

トライの10年3月期の売上高は前の期比56%増の約6億2000万円。県内地盤の外食企業では中堅クラスだ。幸楽苑やハイデイ日高などラーメンチェーン大手の直近の既存店売上高が前年割れとなるなか、トライは10月が1~20%増(直営店のみ)と業績は堅調に推移している。

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